2001.6.18号 07:00配信
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『黒のエチュード』(1972年製作)


これって、有罪になるんでしょうか?最後にビデオを見せて、胸にさしてるカーネーションがないから、あんたが犯人だってコロンボは言い放ってるんですよ。たしかに、犯人のアレックスは、被害者(愛人)の家に事前に入ったことに対して嘘はついてますが、(まあ不法侵入罪かな?)それだけでしょ。家に入ったことを認めて、「その後彼女は自殺したんだ。」って言えばいいでしょ。殺した証拠は何もないでしょ。唯一の目撃者は違う人をさしたし(古畑にもあったね)、ただ、奥さんが、公演終わった後はカーネーションは胸にさしてないって言っただけでしょ。そのことによって確かに、アレックスは、オーケストラの指揮者の地位から下ろされ、奥さんと離婚するかもしれないけど・・・。だけどねぇ。もう一生の終わりなんでしょうか。

だいたいこのアレックスと言う人、殺しを決意して愛人の家に行ったのに、タキシード着てるのがおかしいんだよ。しかも、自殺を見せかけてるのに、頭の後ろに大きなこぶがあったんじゃねぇ。愛人の家に行く時誰にも見られてない(いかにもって言うサングラスにトレンチコートなのに)というのもご都合主義だなあ。犯人役の人有名な俳優兼監督さんらしいけど、何にもドキドキしないんだよなあ。長すぎたのかなあ。

でもね、今回はとってもお得な情報がありました。
まず、1972年のコロンボの年収が、11000ドルだったこと。簡単に換算は出来ないけど、1ドル360円として、約400万円。今から30年前だから、3倍として・・・。現在に直して、1200万円ぐらい?「警部補」だからこんなもんなのかなぁ。でもなんかみすぼらしいカッコはコロンボだから?
次に、コロンボ家では車は2台所有していること。奥さんが、もう少しいいやつを乗っているらしい。そして、先週紹介した、有名な脇役がこの回から出演していること。それは、「犬」です。「あぁ、あの犬ね。」と思った人はなかなか通です。この愛犬(バセットハウンド)は、毎回出てくるんじゃなくて、時々しか出ないんですよ。しかも、今回の犬は初代。ということは、2代目の犬が出演する時があるんですね。楽しみですねェ。
私は今回じっくり見てわかったのは、2代目はもう少し小さかったんじゃないかなってこと。後、あのこましゃくれた女の子が同意していたらこの愛犬は「ファイド」って言う名前になったんかもしれないってこと。だって、最後までこの犬には名前ないもんね。
作品的には良くなかったけど、愛犬が出てきたので、評価は90点にしようっと。

次回の作品を「知ってる」人はかなり通です。それぐらいつまんない作品なので、書きがいがあります。お楽しみに!!


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