2001.5.12号 09:00配信
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『ホリスター将軍のコレクション』(1971年製作)


第5作目にして、最悪な作品。犯人にも魅力なけりゃ、事件そのものにも魅力ない。出てくる女性は好き好きかな?でも私は魅力を感じない。犯人のホリスター将軍は、軍の金を横領し、それがばれそうになって組んでいた相棒を殺しちゃう。自分と関係するところの金を横領するなんて、どっかの国のケーエスなんとかの事件とと似てますな。まあどっかの国の方は、つかまっただけだけど。それはいいとして。

さて、今回は物申すところがあるぞ。まず、拳銃の口径のことだ。将軍はコルトの45口径をかなりの至近距離で発砲している。「死者のメッセージ」のレスリーだって、確か22口径だったはず。45口径を家の中でぶっ放すと撃たれたほうはかなり粉々になるんじゃないか?血が飛び散るでしょ?音だってかなりなもんでしょ。弾だって、壁ぐらい貫通するでしょ。だって戦場で使ったものだよ。それがね、コロンボ来たときにゃ血一滴も見つからないなんて絶対おかしい。

次に、「戦場の病院で誰かに盗まれた」はなしについて。将軍の有名な拳銃がなくなったという話が本当なら、コロンボ君は紛失を確認するだろ、軍にさ。朝鮮戦争(っていつだっけ?)から今まで隠しとうせたんでしょうか?いや、コロンボは実は調べていたのかもね。んー。なぞだ。

それにさ女性(ヘレンさん)に対する扱いがかなりいやみっぽくない?トムと浮気されて離婚したとか、ジジイの誘いに簡単に乗って、ジジイの味方になったりさ、挙句の果てにはチューまでするんだよ。失礼でしょ。こんな扱いって。そういう時代だったのかなー。

じゃ、このVTRは見る価値ないのかって言うと、そうでもないんだ。始まって10分でコロンボ見れるし、いつものごとく警官に軽くあしらわれているし、なんてたって、「死者のメッセージ」でチリを食べに行ったレストランのオヤジが違う店で働いてるし(もしかして独立?それはよかった。)しかも吹き替えも同じ声。いいねえ。まあそういうところしか見るところないんだけど。まあ、こういうときもあるさ。時間も76分と短いので、ちょっと時間が空いたら見てもいいかも。
評価79点。
(次回の作品は名作だぞ!心して待つように)

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