2000.12.24号 07:00配信

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第36回あばしりオホーツク流氷まつり「メイン像」原画選考結果



実行委員会で作成した題名・物語をもとに、メイン像の原画を一般から募集しました。選考の結果次の作品が選ばれました。

▲入選した川原田さんの作品
【受賞者】川原田 悠子さん(56歳)
網走市新町


第36回あばしりオホーツク流氷まつりメイン像物語
●ブルガ・トウル(川辺の神木)
ヌーデュリが暮らす集落は海辺の大きな川のほとりにありました。川岸には大きな古木がただ1本だけそびえ、樹下の流れには冬の貴重な食料となるサケが群れ絶好の漁場となっていることもあって、この古木がブルガ・トウル(川辺の神木)として守り、大切にしていきました。


ヌーデュリは村人の間でも働き者の少年と評判で、この日もサケを捕りにやってきました。サケの群れは濃く、川には大きな背びれがひしめきあっています。

そのとき、地響きとともに大地が揺れ、やがて川の流れは急激な引き潮に合わせ浅瀬へと変わっていきます。津波の前兆と知らぬヌーデュリは「この冬も食べ物がいっぱだ」と浅瀬にはねるサケを追い、おおはしゃぎ。ところが、そこの大波が来ました。夢中でしがみついたのがブルガ・トウルの木です村人たちは「ブルガ・トウルが働き者のヌーデュリを助けた」と大喜び。もちろんヌーデュリも、秋になると毎年供え物を抱えて古木を訪ね、一生感謝の気持ちを捧げました。

21世紀を迎える今も、ブルガ・トウルの岸辺にはサケの大群が戻って来ています。
著作:あばしりオホーツク流氷まつり実行委員会制作部



問い合わせ先
網走市観光課観光振興係
TEL.0152-44-6111 内線243


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